9月3日(土)

はい、九月ですよ。秋に向かってますね。なんかオータムな
雰囲気にぴったりの公演に出ている私です。
もう座長のチャーミーさに日々ノックアウトされてます。
ほんまにおもろいわ。公演後はやちぱり気心知れた友達と
げらげら笑いながら夕食。むっつりした顔で板の上では
過ごしてますが一歩下がれば大笑いしまくってます。
今日はモーの共演者が観劇してないのに顔見せに来てくれて、
開演前の私に向かって、「飲み会の時の顔じゃん!」と言った。
なーにーをー言うか!と思ったけど、もうクーラーの下のうたた寝
もOKとなった身分だからなー。仕方ないか、そう思われても。
のびのびだよーん。勿論、緊張もしてるけどね!



9月12日(月)

パルコ終わりました。凄い雷雨の中の公演だったみたい。
嵐の場にはまだ早い!みたいな感じだったけど。
ナマ効果音使ったら劇中劇はどんな感じだったんでしょうね。
ちょっと興味あったりして。とはいうものの、各地での自然災害、
毎日いつもどおりに過ごせる幸せに感謝だよね。
選挙の結果も面白かったな。座長の一人勝ちみたいだったよね。





9月20日(火)

大阪の後、母と京都に寄りました。連休にははいっていたけど、
まだ紅葉前だったから時期的にはマシな混み方だったかも。
一日目は姉が仲間うちで行って美味しかったというお店を紹介
してもらって鱧づくし。鱧は私はもっと早い時期のものだと思って
いたのだけど脂も成長と供に乗ってまた早い時期と違う風味が。
お腹一杯になりながら月が歌舞練場の上に上がっているのを
お店のお父さんに見せてもらいながら雑談。明日は中秋の名月
だけどひと足早く、堪能できてお腹も頭も満足だわ。
宿までふーふー言いながら、帰りは時間帯も良かったのか
舞妓さんや芸妓さんのオンパレード。母が「あらー、綺麗ね。」と
言っているのを聞きながらかなりちゃんと観光してるわ、と思う私。

翌日は朝からまず私の好きなお寺の庭へ。ここは空いてる時期に
来ると風の音を聞きながら一時間はぼーっとしてしまう。
そして母が前から探したがっていたものを買いに東山へ。
若い頃は私はあまり焼き物に興味なかったんだけど最近はいいな、
と思うと手に取るようになりました。母の目的の物をゲットし、よし!
もう無駄使いしないぞーと思っていた矢先、素敵なお店が・・
はいるとかなりの好みな感じ。やばいぞー、やばいぞーと思いながら
奥へはいっていってその人はいたのでした!いや、その人の作った
品物があったのでした!和なんだけどどこか異国の香りもあり、
遊び心があり、持つとなんともいえぬ暖かさがあって肌に吸い付く。
ひーっ!こんなん大好きですっ!でも安くないですっ!どうしようっっ!!
母がおっとり横で「へーっ、あなたにこういう趣味があるなんて知らなかったわ。
悪い趣味じゃなさそうよ。公演記念に買ったら良いじゃない。」
あのね、あのね、公演する度にこんなの買っててどーすんのさ!
と思いながらもお店の御主人にいろいろ教えてもらっている私。
作家さんはまだお元気で作品を作っている。某有名料理店の女将さんも
惚れ込んでしまい、お店で使う器を作ってもらっている。
素敵なエピソードもいろいろあるんだけど、作家の人柄かどれも
いやらしく聞こえてこないんだよねー。じーっと作品とニラメっこしたり
触ってみたりしながら連れて帰るものを決める。本当は五枚揃えの
お皿をニ枚とお猪口一つ。お皿は組み合わせを変えて持っていけるもの
だったのでわがままがききました。お猪口は一つだけあった物。
ニ枚用の箱を作ってくださるとの事で手元に届くのは秋が深まる頃。
一期一会を地でいった私。きゃーっと心の中で悲鳴をあげながらも
次はお猪口の相棒の片口を是非!と狙っているのでありました。
えー、どんな高い物を!とお思いの方。あくまで当社比ならぬ私比
ですからね。その辺りあまり大きくお考えにならないように。
でも好きなものが見つかって嬉しかった。意外に器関係は本当に
好きじゃないと手に取らないほうなのでこれから先の楽しみができたわ。

帰りは昔からお世話になっていたお店へ。京の粋はここの御主人から
教えて頂いてきたのではないでしょうか。関西を離れた今は本当に
たまにしか行けないし、私が本当はそれこそ軽く行けるような場所では
ないのだけど顔をだすと美味しい物をさっとだして、大人の会話を教えて
頂いて大人のお酒の飲み方を教えて頂いて、有り得ない学生料金で
ぽんっと帰してくださいます。初めて母を連れていったものだからお父さんも
喜んでくださってとても気持の良い時間を過ごせました。
十代から親元を離れてどうしてたんだろうと思っていたでしょうが
出会いのきっかけの一端も見せる事ができたし、良く歩いたし、いろいろ
お腹一杯状態で帰京しました。
二人京都は私がふらりと一人で行く京都より盛りだくさんで爆睡つづきです。