2016年9月13日(火)

 

帰って参りました。シンガポールから。え?行ってたの?って方も多いかもね〜。

行ってたんです。「三代目りちゃあど」で。

いや、寒かった。どこもこれでもかっ!!っていうクーラーの効き目。

ホテルのお部屋なんてうっかりしてると21℃ですよ!

人気のない楽屋なんて16℃!!

外はじめっと暑いしね。

この温度差との戦いに明け暮れてました。

UNIQLOでダウンジャケットを買おうかと立ちはだかって真剣に悩みましたもん。

でもこれだけキャストが震えてるんだから楽屋はなんとかしてくれるはず!と思いやめときました。正解。
でもZARAで季節外れの厚手のストールはゲット。あったかいのが1枚あればなんとかなるもんね。
ホテルの部屋は戻ると同時に設定温度を29℃に上げてなんとか解決。でもお布団にくるまってマスクして寝てました。

現地の人たちはあれで大丈夫なんですかね??

まぁ大丈夫なんでしょーが・・。

完全にクーラーを止めると今度は湿気が襲ってくるという。体温調節に工夫のいる滞在でした。

客席はとてもノリが良く、字幕にも皆さんついてこられているようで、思いもかけないところで笑いが起きたり。
演出家が「この作品はコメディだから」と言っていた意味を肌で感じて帰ってきました。

日本ではなかなかリチャード三世を題材にした作品はコメディと思って貰いにくいのでは?と思うので。

私もこの良い意味でのユルい客席を楽しんどこっ!と思って舞台に向かっていました。

稽古、舞台の合間も演劇祭の他の演目を覗きに行ったり。
マリーナベイでやっていた「720」と「tropical trauma」という演目が好きでした。

ホテルにはこのフェスティバルに関係している方も多く泊まっていたようで。

「りちゃあど」の初日パーティーでお話しした(モチロン現地スタッフに入ってらした方の付きっきりの通訳付き)作品を
見てくださった異国の方々とも翌日モーニング会場でたくさんお会いして、ごあいさつを交わしたりしてました。
まだまだ発展途上にある演劇祭ではあると思うのですが、貴重な時間を過ごさせて頂けてありがたい事!

帰りはトランクに入れてきた「りちゃあど」の台本を荷物の片付けの合間 手に取り、まだ旅は終わってないんだ〜と
机の端っこにコソッと置きました。しばし、そこにいておくれ。また皆と集まる頃に開けるから〜。

 写真は「三代目りちゃあど」をやったビクトリアシアター。